こんにちは、たがみです。
一人暮らしを始めてから、というか実家にいる時から家事が苦手でした。
掃除機をかけるのは平気で1ヶ月に1回以下。食べた後の食器は放置。部屋は汚くてどこに何があるのかがよく分からない。洗濯物は着るときに干した後の山から取る。お風呂はピンクカビまみれ……そんな超ズボラ生活を続けていました。。。
親からも「なぜ掃除をしないのか」とよく言われていましたが、ただただ「めんどくさいから」それだけでした。
それでも掃除をした部屋は清々しくて気持ちがいいということを知っていましたし、定期的に掃除をしなければホコリはたまる一方ということも分かっていました。とにかく「掃除をすることのメリット」<「めんどくさい」の図式がず〜〜っと頭の中にあったのです。
そんな中出会った1冊の本

ある日たまたま手に取ったこの本が私のズボラ生活を脱出させてくれました。
「自分を操る 超集中力」DaiGo 著
この自己啓発本と家事が何の関係にあるの?という感じですが笑
この本にはある重要なキーワードが登場します。人間の集中力の源である前頭葉には、思考や感情をコントロールする力「ウィルパワー」があるという点です。
「ウィルパワー」は総量に限りがあり、集中力を使うことでだんだん減っていくという性質があります。(睡眠や休憩などで回復します)
そして、この「ウィルパワー」は「何かをやる/やらない」という選択と決断を頭の中でするだけでも消耗していくのです。
つまり、私がうだうだと「あー、洗濯物干さなきゃ…めんどくさい…でもやらなきゃ着るものがない…」などと考えているだけでもウィルパワーを消耗していくのです。こうして無駄にウィルパワーを消耗した結果、洗濯物を干すという簡単なアクションを実行に移す集中力さえなくなってしまいます。
これを読んだ私は「自分の貴重な集中力を、毎日無駄に消費していたのか…」と愕然とした記憶があります。
もちろん家事は毎日やるべきことなので、この本を読んだ境に「やる/やらない」でうだうだ考えるよりサクッと「やる」と決めてしまいました。
ウィルパワーをさらに節約する方法

「何かをやる/やらない」と悩むだけでも疲れてしまうのなら、決断できる仕組みを作ろう。「習慣化」をしようというのが本書の主張です。
例えば、「ご飯を食べた後に必ずすぐに食器を洗う」という習慣(ルール)を決めます。ルールを決めることで「やる/やらない」と選択する余地をなくし、ウィルパワーの消耗をゼロにしてしまうのです。
私の場合朝の家事はやることが多く、それだけ意思決定疲れを起こしやすそうだったので朝のルーチンワークを作ることでウィルパワーを節約しています。
- 起床
- トイレ・洗面を済ませる
- 朝食を摂る
- すぐに食器を洗う
- 洗濯機を回す
- ゴミを出す
- 布団を片付け、洗濯物をたたむ
- 掃除機をかける
- 床の拭き掃除をする
- 洗濯物を干す
- コーヒーを入れて休憩
朝にこれだけの家事をやらないといけないのに、その都度「やるかやらないか」「どの順番でやるか」を考えてたらそれだけで1日分のウィルパワーがなくなってしまいます。
現在は順番も完全にこれで固定し、毎日これをやる!と決めてからは、ずっとこの習慣が身についています。
習慣化の力

以前こんな記事を書きました。
お風呂を常に清潔に保つため、スクイジー(窓掃除をするようなゴムのついたヘラ)で水気を取り、タオルで風呂場を拭くというのを毎日やっています。
以前の私なら絶対めんどくさがってやらないですし、やったとしても続かなかったと思います。
でも現在もこの習慣が続いているのは、ウィルパワーを節約するためにルーチンを作っているからだと思います。
- 風呂に入る前に歯を磨く
- 風呂に入る
- 上がったら着替えて髪を乾かす
- 風呂場の水気を取る
- タオルを干す
私は歯磨きや髪を乾かすという行動すらもめんどくさがってしまうため、お風呂関連のルーチンに加えました。
寝る前の「あー、歯磨かないと…」とウダウダする時間もなくなり、夜の時間を有効に使えているのを実感しています。
終わりに
家事をめんどくさがっていた頃は、1つ1つの家事をやろうか後回しにしようかいちいち悩んで、その結果疲れてしまって結局やらないことを繰り返していたんだな…と今になって理解することができました。
同じように「家事やらなくちゃいけないんだけどめんどくさい」と考える方の一助になれば幸いです。
あと、今回紹介した本は仕事でも役にたつと思うので是非是非読んでみてください。
それでは、一人暮らしの家事がめんどくさい人の解決方法でした。
ではでは〜